がんを知ろう

大腸がん

大腸がんってどんな病気?

大腸は長さが1.5mほどの管で、肛門に近い直腸と奥(口側)の結腸に分けられます。直腸がんよりも結腸がんの方が増加しています。

<統計>

日本人の平均寿命が延長するにつれて増加し、2011年には大腸がん死亡は男性のがんの中では第3位、女性では第1位です。過去30年間に大腸がん死亡は男性では3.0倍、女性では2.7倍に増えています。

<原因>

これまで、大腸がんの原因は食生活の欧米化、端的に言うと肉の食べ過ぎと言われて来ました。ただし、大腸がんになるほど赤い肉(牛肉・豚肉)を食べている人はいません。実は大腸がんの原因は、①年齢、②肥満や運動不足、③アルコール、④タバコです。便秘は大腸がんの原因ではありませんし、野菜を多く摂っても大腸がんの予防にはなりません。一方で、運動は大腸がんの危険を減らすことがわかっています。

大腸がんは乳がんと並んで遺伝するがんの代表です。両親・兄弟姉妹の中に2人以上の大腸がん患者がいる場合には、遺伝の可能性があります。

<症状>

早期の大腸がんには症状はありません。下血、便秘、便が細い等は相当に進行してからの症状です。

<大腸がんは治りやすいがん>

大腸がんは早期がん(がんが粘膜・粘膜下層に止まる状態)で発見されればほぼ100%治りますし、進行がんであっても治りやすいがんです。ただし、ひとたび肝臓や肺に転移すると、治る確率は20%にも満たない状態です。ですから、大腸がん検診で、早期発見し、早期治療することが重要です。

市町で行われる大腸がん検診について

方法 便潜血検査2日法
対象年齢と検診間隔 40歳以上、毎年

具体的な手順

  1. 特別な容器に2日分の便を採ります
    (注意点)便の表面をまんべんなく擦って採る、便を採り過ぎないように
  2. 1日目の便を採ったらすぐに冷蔵庫に保存し、2日目の便を採ったらすぐに提出します ③便潜血が陽性となったら、必ず大腸内視鏡による精密検査が必要です

→→要精密検査となるのは約23人のうち1人
精密検査で大腸がんが見つかるのは約20人のうち1人

<便潜血検査の再検はダメ!>

大腸がんがあっても、毎日は出血しないのが特徴(大腸がんからの出血はある日もない日もあります)

<便潜血検査の実力と限界>

大腸がん検診を受けると、大腸がんによる死亡の危険が40~60%も減ることがわかっていますが、繰り返し検診を受けても約20%の大腸がんは見つけられません。
※便潜血が陰性でも、その後に肛門出血等が現れた場合には、精密検査が必要です。

<便潜血検査 vs. 大腸内視鏡検査>

便潜血検査よりも精度の高い検診方法として、内視鏡の有効性を調べる研究が日本で進行中です。
内視鏡では病気を早く見つける力がある一方で、事故の危険性等の問題点があるためまず研究が必要です。



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