がんを知ろう

胃がん

胃がんってどんな病気?

<統計>

以前は日本人のがん死亡の第1位は胃がんでしたが、徐々に減少し、2011年には胃がんは男性のがん死亡の第2位、女性では第3位です。

<原因>

ピロリ菌だと言われています。 ピロリ菌は胃酸のある胃の中にも住める細菌です。ピロリ菌が口から入ると、私たちの免疫力で排除することができます。しかしながら生後5歳頃までは免疫力が十分でないため胃の中に住み着き、年数を重ねると慢性胃炎となって、胃がんができることがあります。

<ピロリ菌の感染割合>

中高年では半数以上の人がピロリ菌に感染しています。 一方で、最近の子供たちにはほとんど感染者がいません。従って、将来的には胃がん患者が激減すると考えられています。

<ピロリ菌以外の原因>

ピロリ菌に感染していても、全員が胃がんになるわけではありません。ピロリ菌に、塩分、喫煙、糖尿病が加わると胃がんの危険性がさらに高まることがわかっています。

<ピロリ菌の除菌治療と胃がん>

除菌治療への期待:平成25年2月にピロリ菌感染慢性胃炎に対するピロリ菌の除菌治療が保険適応になりました。まだ証拠は不十分ですが、ピロリ菌を除菌すると、胃がんの危険が大幅に下がることが期待されます。

市町で行われる胃がん検診について

方法 バリウム検査(レントゲン検査)
対象年齢と検診間隔 40歳以上、毎年

具体的な手順

  1. 前日の夜9時以降、検査が終わるまで絶食
    (注意点)血圧や心臓の薬などは朝、服用しても構いません
  2. まず、炭酸の顆粒を薄めたバリウムで飲みます。ゲップを我慢
    (注意点)気管に入らないように、顎を引いてバリウムをゆっくり飲みます
  3. 検査台の上で回転あるいは左右に体位変換してバリウムを胃の壁に付着
    させ、レントゲン撮影して胃の表面のでこぼこ(病気)を写し出します。
  4. 検査が終わったら、ゲップするとお腹が楽になります
  5. バリウムを早く排泄するために、下剤を飲み、水分を多めに摂ります
    (注意点)早めに昼食を摂るとバリウムが出やすくなります
    (注意点)翌日、翌々日になっても便が出ず、徐々に腹が張ってきたり、腹痛や吐き気がする場合には病院で診察を受けて下さい。
    逆に、検査後便が出てお腹が張っていない場合には、便の色が白くなくても心配いりません。
    (注意点)妊娠中の方、前回の検査で蕁麻疹が出たり、腹痛や便が出なくて病院にかかった方は検診をご遠慮下さい。
  6. 要精検(約11人のうち1人)の通知が届いたら、内視鏡で精密検査が必要です。
    →→精密検査で胃がんが見つかる確率は、およそ45人のうち1人

<胃X線検査 vs. 内視鏡検査>

市や町が行う胃がん検診がバリウムを用いたX線検査ですが、自覚症状があって病院で行う検査はほぼ100%内視鏡検査です。残念ながら内視鏡検査にも死角があって、X線検査と内視鏡検査は一長一短です。
胃X線検査は皆様の想像以上によくわかり、内視鏡検査は想像しているほど正確ではないのが、現状です。
内視鏡による胃がん検診の是非を、これから厚生労働省でも検討します。



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